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ホリエモン有罪

ライブドア事件の堀江被告に2年6ヶ月の有罪判決が出ました。

しょせん、国家2種に落ちた人間ですから、法律やら司法制度なんて
まったくもって門外漢ではありますが。

この事件に被害者がいるのかという点でちょっと違和感があって。
「誤った情報に基づいて株取引をして損をしたから被害者」というのは
ちょっとどうなのかなぁ。

その情報が正しくなければならないというルールを破ったのは事実としても
もしその情報の正しさをチェックする機構がないのであれば、
その会社が出したその情報を正しい、と思うのはあくまで投資家自身の判断であって
自身の判断によって取引を行うのだから、その責は投資家にある。
とするのが正しいような気がする。

虚偽報告をした会社にその株主が損害賠償請求できる、という証券取引法19条も
会社に対して「だから虚偽報告しちゃだめよ」という抑止力になり、
投資家に対して「だからその報告を信じていいよ」と安心を与えるものであっても、
それがそもそもこうして事件になって虚偽報告だということが判明しなければ
仮に損害を被ったとしても賠償請求できないわけだから、
あまり実効性のある法律とは到底思えないし、
回り回ってその報告を信じて投資するのはやっぱり投資家の責ということになる。
そもそも見ずに取引した人もおおいはず。

そういうわけで、確かにもらえるものはもらっておいた方がいい、
法律で損害賠償請求できるならしておいた方がいい、とは思うけど
その人たちをすなおに「被害者」と呼ぶ、あるいは自称するのを聞くのは
どうもイメージのずれを感じてしまう。


それにね(酔ってるから話が長い、申し訳ない)
その「被害者」たちがホリエモンに「もっと重い罪でいい、納得がいかない」というのは
ますます違和感がある。

この場合、刑事事件であって、それが民事に影響するかもしれないけど
直接の関係はないはず。
あくまで法律にそわなかった被告とそれを追求する検察がいて、判決が出る。
そこには法律を破ったものに対して罰を与えたり、
同じようなことをするものがないように見せしめでありはすれ、
決して「被害者」の思いを晴らすために判決を出すわけではないはず。

「被害者」の感情の吐露として受け取れなくもないけど、
そういった発言をすればメディアは当然、判決なり裁判官なりへの批判として
社会にばらまくことになる。
(ある程度、インタビュアーが心理誘導して、その発言を引き出しも
 しているのかもしれないが。)


そういえば(重ね重ね、申し訳ない)
テレビ朝日の報道ステーションで古館さんが
ホリエモンに対して「この判決を受けて反省すべき点はどこですか?」といった
質問をしていた。
あきらかにピントがずれた質問でホリエモンもそれを感じて
憮然としていたけれど、
無罪を主張して控訴した人間に「反省」もへったくれもなかろう。
本人は間違ったことをしてないと信じているから控訴しているのであって
それを「有罪判決が出たのに謝罪ひとつしない、悪者のホリエモン」という
イメージを作りたいがためにする質問というのもどうだろう。

日本人のメディアリテラシーの低さは何かにつけ
メディアの横暴なイメージ操作を許すのだと思う。

そういえばこないだの人間関係力テストで
「けっきょく何が言いたいのか?」を問うテストがあったなぁ。
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